Javaの開発環境(JDK)¶
TL;DR¶
winget にて
jdk
を検索してみるとよい2022年3月時点でのLTSは17なので、バージョン17のJDKを選べば良い
ビルドはいろいろあるので、適当に選べば良い
JDKについて¶
Java開発キット(JDK; Java Development Kit)は、古はSun MicrosystemsやOracleが公開していましたが、 仕様そのものは OpenJDK というプロジェクトにより公開されています。 そのため、別のメーカーでも、仕様の互換性が確認できれば使えたりします。
現状では、OpenJDKに基づく仕様のリファレンスビルド(参照ビルド)としてのOpenJDKが公開されていますが、 実際のバイナリはいろんなところから配布されています。
ある意味本家となるOracle版ビルド、無償・有償の扱いで悩むことがありましたがJDK17(JRE17)からは無償でも問題無く利用できるライセンスになりました
少し前までAdoptOpenJDKと言われていたビルドはEclipsAdoptiumというブランドに変更されています
MicrosoftもWindows環境やAzure上での動作を念頭に置いたJDKとして"Microsoft build of"版が存在します
ということで、 wingetの利用 を参照して winget が入っていれば簡単です。 管理者のPowerShell端末を開いて確認してみましょう。
PS> winget search jdk
名前 ID バージョン 一致 ソース
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
Java SE Development Kit 17 Oracle.JDK.17 17.0.2.0 Tag: jdk winget
OpenWebStart karakun.OpenWebStart 1.5.2 Tag: jdk winget
Eclipse Temurin JDK with Hotspot 8 EclipseAdoptium.Temurin.8 8.0.322.6 Tag: jdk winget
Eclipse Temurin JDK with Hotspot 17 EclipseAdoptium.Temurin.17 17.0.2.8 Tag: jdk winget
...(以下略)
結局どれを入れよう…¶
ここではEclipse版を使ってみたいと思います。 なおバージョン的には現行LTSである17のものとするため、 EclipseAdoptium.Temurin.17 を使うことにします。
PS> winget install -h EclipseAdoptium.Temurin.17

JDK17(Adoptium版)のインストール中の様子¶
インストール後、情報を確認しておきます。 別の一般ユーザーのターミナル(端末)を開いて確認します。
PS> Get-Command java
CommandType Name Version Source
----------- ---- ------- ------
Application java.exe 17.0.2.0 C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-...
と、Javaコマンドが呼び出せるようになっていればOKです。 バージョンも17.0.2.0と出ているので問題無いでしょう。
もし複数のJavaが入っている場合、混乱することがありますので、依存しているアプリがないのであれば、古いバージョンはアンインストールしても良いでしょう。 ただしEclipseの中で参照していることがあるので、Eclipseの設定 インストール済みのJRE のチェックと更新はしておいてください。